ラッフルズ 1887
72時間で「City of Notions(アイデアに溢れる街)」と呼ばれるボストンを散策しませんか? ボストンでさまざまな体験をしている経験豊富なバトラーに尋ねてみてください。
1日目
午前
フリーダムトレイル
ボストンは全米でも屈指の散策しやすい都市として知られています。歴史ある石畳のビーコンヒルから、バックベイに並ぶ風格あるビクトリア朝様式の邸宅まで、ボストンの街を知るなら散策がおすすめです。
フリーダムトレイルは、米国の歴史において重要な役割を果たした16か所のランドマークや名所を結ぶために、1951年に考案されました。ラッフルズから、まずは米国最古の都市公園であるボストンコモンへ。おすすめスポットは、コロニアル様式建築の最高傑作のひとつである「キングスチャペル」、文豪ヘンリー・ワーズワース・ロングフェローやラルフ・ワルド・エマーソン、そしてチャールズ・ディケンズの集いの場であった「オールドコーナー書店」、ボストニアンがバルコニーの下に集まり、独立宣言を初めて耳にした「旧マサチューセッツ州会議事堂」、活気あふれるクインシー・マーケットがある「ファニエルホール」、そしてアメリカ独立戦争の時代に米国建国の父が住んでいた「ポール・リビア・ハウス」などです。
午後
ラッフルズのゲラン スパ
朝から市内を歩き回った後は、ラッフルズのゲラン スパでゆったりとくつろぎましょう。ラッフルズ バトラーがゲラン スパのコンシェルジュとのお時間を手配いたします。「ボストンエナジー」は、ホットストーンを使って身体の動きを高めるようデザインされた全身ボディートリートメントです。ぜひお試しください。
美と香りの著名な錬金術師として知られるゲランは、1828年の創業以来、1,000種類以上の香りを調合してきました。バトラーが個人的におすすめする香りは、「ネロリ ウートルノワ」です。ベルガモットとスモークティーの香り漂う、深みのある芸術的で独特な香りです。
夕刻
ボストン・シンフォニーホール
ボストン・シンフォニーホールは世界屈指の音響効果を誇っています。これは、ハーバード大学の教授ウォーレス・クレメント・セイビンのおかげで、ホール建設前に残響時間の予測ができたためです。「City of Firsts(初めの都市)」と呼ばれるボストンでは、1875年2月、チャイコフスキーの有名なピアノ協奏曲第1番が初演されました。143年目のシーズンを迎えるボストン・シンフォニーホールでは、世界中から集まった名演奏家による数多くのコンサートが開催されています。ボストン交響楽団の本拠地であり、同楽団は全米五大交響楽団のひとつに数えられています。
ホールで最高のお席をご予約するには、ラッフルズ バトラーにお問い合わせください。また、滞在中にコンサートが予定されていない場合は、お隣のニューイングランド音楽院もご利用いただけます。こちらでは、新進気鋭のアーティストによるコンサートやリサイタルが、毎晩開催されています。
2日目
午前
エメラルドネックレス
カフェ・パステルでコーヒーを飲みながら朝を迎えたら、フレデリック・ロー・オルムステッドが設計した、7マイルにわたって公園と水路が続く、エメラルドネックレスを訪れてみましょう。フレデリック・ロー・オルムステッドは、ニューヨークのセントラルパークも設計した、アメリカ初の造園家です。エメラルドネックレスには、ボストンコモン、パブリック・ガーデン、コモンウェルス・アベニュー・モール、バックベイ・フェンス、リバーウェイ、オルムステッド・パーク、ジャマイカ・ポンド・パーク、アーノルド植物園、フランクリン・パークなどの公園があります。
美術館の向かい側には、ケレハーローズガーデンがあります。この庭園は、1900年代初頭に米国中を席巻した公共のバラ園建設への情熱から誕生したものです。この庭園には、10以上の品種と200種類以上のバラが植えられています。
エメラルドネックレスは、Raffles Bostonをデザインする上で、インスピレーションの源となっています。マリア&マイク・ジョバノヴィッチ・アトリエの職人たちが巧みに手描きで描いた、17~19階のスカイロビーの繊細な浮き彫り、世界的に有名なデザイナーであるジョルジェ・ヴァルダによる彫刻的な生花のアレンジメント、チェコのデザイナーであるラスヴィットによる花をモチーフにした特注のガラス製シャンデリアなど、さまざまなデザインにその影響が見られます。
午後
イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館
フェンウェイ地区では、ヨーロッパ、アジア、アメリカの重要な作品をはじめとする、世界的に有名な美術コレクションをお楽しみいただけます。15世紀のヴェネツィアの宮殿様式で設計されたこの美術館は、絵画、彫刻、タペストリー、稀覯本、装飾美術品など、さまざまなコレクションを所蔵しています。イザベラ・スチュワート・ガードナーが夫との旅行で数十年間収集してきた宝の山の集大成が、この美術館です。
この美術館は、1990年に、一夜の内にわずか81分で、レンブラント、フェルメール、マネ、ドガなどの重要な作品が盗まれた、世界最大の美術品強奪事件の舞台となったことで有名です。ガードナーの遺言には、驚くべき内容が書かれていました。それは、美術館を決して変えないこと、そしてもし永久的に変更しなければならない場合は、コレクションをオークションにかけ、そのお金をハーバード大学に寄付すること、というものでした。強盗事件以来、ダッチルームなど、盗まれた作品を囲む額縁は、空のままになっています。
この美術館で特にお気に入りの作品を一つ挙げるとすれば、館内の「Spanish Cloister(スペインの回廊)」にあるジョン・シンガー・サージェントによる「El Jaleo(エル・ハレオ)」というドラマチックな作品です。
夕刻
アマ―ルのシェフズテーブル
Raffles Bostonを訪れた方なら、お帰りになる前に必ずジョージ・メンデスが手掛ける「アマール」の料理をお試しください。マンハッタンのミシュラン スターレストラン「アルデア」のシェフを務めていたジョージ・メンデスは、惜しまれつつも同店を去り、Raffles Bostonにやってきました。「アマール」は、ポルトガル料理にルーツを持ち、アラン・パッサール、ロジェ・ヴェルジェ、アラン・デュカス、マルティン・ベラサテギといった名だたるシェフの元で培った豊富な経験を融合させた料理をお届けしています。
ラッフルズの厨房の中心にひっそりと佇む「アマ―ルのシェフズテーブル」は、社交の精神とシェフの腕前を祝福するにふさわしい劇場のような空間です。アゾレス諸島産のパイナップルとメインロブスターをお楽しみください。ラッフルズ バトラーにお声がけいただければ、ジョージ自身が執筆した『My Portugal: Recipes and Stories, a cookbook(マイ・ポルトガル:レシピとストーリーの料理本)』をサイン入りで手配いたします。お休み前に最高のお酒を楽しんで眠りにつきたい方は、18階にある隠れ家バーブラインド ダックへどうぞ。人目につかないドアの奥にひっそりと佇んでいます。
3日目
午前
ボストン パブリック ライブラリー
コプリー広場の印象的なシンボル、ボストン パブリック ライブラリーのマッキムビルディングは、Raffles Bostonのすぐ近くにあります。ルネサンス・リバイバル様式の建物は、1895年に開館した米国初の大型無料市営図書館です。
この名高い施設には、書籍、原稿、地図、手紙、絵画、19世紀のオリジナル作品など、2,300万点を超える収蔵品があります。ウィリアム・シェイクスピアの初版本、モーツァルトのオリジナル楽譜、ジョン・アダムズ大統領の個人蔵書など、注目すべきアイテムがたくさんあります。また、同時代の最も偉大な壁画画家の一人とされるフランスの画家ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの作品や、ローマの16世紀のカンチェッレリア宮をモデルにした建物の中心にある中庭もご覧ください。
図書館の特別コレクションをプライベートで鑑賞されたい場合は、ラッフルズ バトラーにご連絡いただければ、予約の手配をいたします。
午後
Raffles Bostonのアフタヌーンティー
ロングバー&テラスは、Studio Paolo Ferrariがデザインしたシックなダイニングルームです。ハーバードクラブからインスピレーションを得て作られたこちらのダイニングにお客様を歓迎します。こちらでは、繊細な宝石箱のようなペストリーなど、ラッフルズの伝統的なアフタヌーンティーをご提供しています。早めに到着された場合は、お昼のメニューで、ロブスターロールからシーフードタワーまで、ニューイングランドの定番メニューをお楽しみいただけます。また夕食時には、ボストンの街を一望できる素晴らしい夜景をお楽しみいただけます。
イタリアのパオナッツォ大理石を使用したバーでお席を確保したら、シンガポールスリングをどうぞ。ラッフルズにご滞在される旅行者の皆様が飲まれる通過儀礼のようなお飲み物です。あるいは、ラッフルズ特製ボストンスリングはいかがでしょうか。南ボストンでラッフルズのために特別に蒸留されたアメリカ製のジンに、ザクロのリキュール、クランベリーコンポート、自家製アップルシュラブをブレンドしたお飲み物です。
夕刻
チャンピオンの街
ボストンにおけるラッフルズの夜を、この街を象徴するゲームの観戦で締めくくるのは、最高の体験となるはずです。ボストンらしいスポーツ体験をお探しであれば、アメリカ最古にして最も愛されている球場、フェンウェイパークへぜひ足を運んでください。多くのファンにとっても、初めて観戦する人にとっても、グリーンモンスターの中央で試合を観戦し、スウィート・キャロラインの大合唱に参加すれば、どの試合もバケットリストに載るような瞬間になるはずです。
NBAで最も成功したチームの1つであるボストン・セルティックスは、現在、NBAチームの中で最も多くのタイトルを獲得した記録を持っています。ラリー・バード、ビル・ラッセル、ジョン・ハブリチェック、ポール・ピアースといった伝説的な選手が所属していました。ボストン・セルティックスはバスケットボール界において輝かしい功績を残しています。最も人気の高いコートサイドの座席を確保したい場合には、事前にラッフルズ バトラーにご連絡ください。
フリーダムトレイル、エメラルドネックレス、ボストン港、ボストン パブリック ライブラリー、フェンウェイパークの写真:Jack Cohen(ジャック・コーエン)撮影
フードの写真:Redplus Mediaより、Manny Kharasch(マニー・カラッシュ)、Christina Hickey(クリスティーナ・ヒッキー)撮影